2010年7月21日水曜日

ハワイ日記(7/20その1)セミナー第1日目






 






 ハワイ大学の講堂にてセミナーの初日が始まり、朝7:45に集合場所のブレイカーズへ着物で出かけました。2回目で心にも余裕あり集合時間前に着いたと思いましたが、既に点呼はじまっており、お茶の皆さんの集まりさすが早いですね。開講挨拶で、大宗匠 今年みどり会40周年世界各国から集まって下さった方々はまさに『私の宝物』と讃美なさいました。そして3 of teaという本について語られました。長年大宗匠の通訳で世界中を付き添っておられるまやさんからプレゼントされた本だそうで、内容お話くださいました。作者はすばらしい登山家でパキスタンを登山したとき残念ながら遭難して生命危ぶまれたとき、懸命なパキスタン人の救助により一命救われお礼にschoolを作ろうと思いたちました。なぜなら教育もなく裸足で暮らすパキスタンの人々をみて。ところがその気持ちはなかなか受け入れていただけるものでなく、大変な苦労をなさったそうです。なぜならパキスタンには 『古く永い永い因習』があり、そのにはなかなかはいりこめないのです。作者はあきらめないで「忍耐 寛容 慈愛」の精神で近づき交渉をかさねました。やっと「一杯のお茶」を勧められました。その後長い時間をかけてやっと橋渡しが出来たとき「二杯目のお茶」を許されたそうです。とうとうschool完成した時「三杯目のお茶」を家族として勧められたとのことです。コーランのなかで痛みつけられ傷つけられても救いの道あり、神を信ずるところに救いの道あり。作者はここで「一腕のお茶が人と人をつなげる大切なお茶でなければならない」としめくくっておられたそうです。私はこのお話を大宗匠からお聞きしてこれはまさに『一碗からピースフルネスを』掲げて世界中を行脚なさって平和を唱えられたそのお姿と一致して頭下がる思いでした。 その後のみどり会の大先輩でいまはハワイ大学の教授であられる池田先生による講演も茶の湯を通じて日本文化の貴重な体験を現代の若い生徒に伝えて下さっている数々のお話興味深く聞き入り、あっと言う間の3時間でした。
 ランチはビュッフェスタイルのハワイアンランチでした。先日お世話になったTimさんたちもお点前やお手伝いに大忙しでした。利茶土さんのお茶碗も展示販売されていました。

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