2014年5月26日月曜日

嵐山長好庵にて、

先日 24日にM会社のクラブの皆様と緑陰したたる、嵐山寮にて、お茶事の稽古をおこないました。 毎年初釜に訪れていましたこの長好庵でしたが、一度新緑の頃に訪ねて見たく、提案いたしました。

雪景色もすばらしいですが、手も凍えるほど寒い1月、今回はなんと、季節の良い時期また天候にも恵まれ、熟練されたクラブの皆様のおかげで、青楓に包まれた茶室で、筧の水の音聞きながら、スムーズにながれる、一時最高のしあわせでした。
 また東京よりの新しい部員になって下さるO様、見学かねてのご参加、長い時間の正座も
忘れられるぐらい、非日常を楽しんでいただけましたか?
              
茶道をたしなみ 半世紀以上の月日、粛々と流れましたが、やはり心一つにして、一椀を
点てさせていただく一時は私の最高の一時です。

この幸せが、まだまだ、続けられる事念じております。

宗律


亭主の見送り


長好庵の前庭にて、

2014年5月16日金曜日

初風炉の茶事終えて

今回のお稽古茶事は、当方のなごみ会のメンバー 9名で基本を、しっかり勉強したく
料理もしつらえも、オーソドックスにと考えました。毎年朝茶事を会員のみでおこなっていたもの、今年からしばらく 正午の茶事をしっかり身につけなければと反省いたしました。 次次と応用ばかり、好む傾向になってきていましたので。            
 なごみ庵でのお客様は、5名で、水屋班は2名、そして、亭主、半東みんな体調ととのえて、その日に向けて頑張ります。

 五月晴れに恵まれ、11時の席入りには、全員おそろいで、元気なお姿みせていただきました。亭主ホットする瞬間です。前日より、腕によりかけて、水やで構えてくださっている社中さんに、まづ、亭主、半東から、今日一日の挨拶いたします。にこやかな笑顔で応えてくださりまず安心、そして半東のくみだし、小さい茶庭には、緑鮮やかな山野草いっぱい、席入り後、正客と亭主の挨拶、連客との挨拶です。
風炉ではまず、懐石はじまります。献立あげたいですが、写真でどうぞ。
主菓子、初炭、中立となり、約2時間弱みんな足のばし、休憩です。
後入りまで、半東は軸はずし、掛ばなに、風炉の炭もみて、後に始まる濃い茶に備えます。今回は亭主の代わりに男性の藤原さん袴姿で清々しく、濃い茶練り上げてくれました。後炭を終え、最後の薄茶はお詰め役の小原さん、小学生頃より、たしなんでおられ美しい流れで、薄茶のお手伝いしてくださいました。この席ではなごやかに、先日の吉野もかたりながら、おえました。

 毎回感じますが、前日の心は、これで明日迎えられるのか?しかし休養しなければと横になり、夜中におきて、片付け、また朝がたまで休み、当日をむかえますが、無事に終了したときの、この心持ち、茶道をたしなんでいて、幸せな一時です。










2014年5月13日火曜日

早や 五月も半ばとなりました。

ゴールデンウイークを、それぞれ目いっぱい楽しまれ、新学期も落ち着いて、スタートなさっている事とぞんじます。
私は 前半 吉野山につづき、29日には、毎年大徳寺芳春院にてひらかれます、ご尊敬もうしあげるS先生の大お茶会にゆっくりたのしませてもらいました。緑したたる閑静な深い路地を通り、本日はどのような趣向で、大勢の社中さん達をもてなされるのか、身も心も軽く門をくぐる一瞬です。長いあいだ茶道をたしなませていただき、実に至福の1日でした。
 
次に5月4日は孫Mauriceの17歳の誕生日です。最近は今までのように、話せなく少し距離をおいて、会話する昨今ですが、人並みに思春期で反抗期なのでしょう。しかし
恒例のごとくお招き下さる幼い頃からのお友達のご家族とオーストラリアでのおもいでなど、話しながらの姿は、昔からの幼友達との幸せをかんじました。
 翌日は、家族3人で、近江野菜を朝取りのものばかり、食べさせてくれる、お店難波にでかけ、しばし身長182cm,体重70kgに成長した 孫と楽しみましたが、外は大雨の子供の日でした。 
 
その後は11日の初風炉の茶事の準備で、茶道具、部屋の入れ替えなど、また灰の入れ替えなど、大変忙しい毎日続きました。お手伝いくださった社中の皆様に感謝いたします。

2014年5月2日金曜日

吉野山の 続き 俳句編

                            

 ひさびさに、はしゃぐ子らと、吉野行き、身なりもかるく、
 車掌の緑。
 西行庵、素朴ないおり、八〇〇年、奥千本に、生きておられる。
 深吉野に 桧、杉の木、空高く、年輪重ねて、伐採の後は?
 くずうどん、大きなどんぶり、静亭。。
 山伏に、みせられて、ほら貝くわえて、息抜ける。
 蔵王堂、秘仏公開、仏に合掌。
 断崖の、山路かけるは、子供たち。
 新緑に、いやされつつ、なごみ会。       宗律




『子供の部 小学生』

はるすぎて、さくらきれいに、咲いている
木が多く、虫もいっぱい、飛んでいる
やまのぼり、けしき桜が、きれいだな

                    川㞍 なつ子(小3年)
吉野行き、電車に乗って、桜見に
大空に、緑広がる、吉野山
新緑に、つつまれていた、私達 

                   岸 美那

吉野山、やっとついたら、はなふぶき

                   小原 文菜


世界遺産、春は吉野の、桜吹き
                   平山 沙桜里 
桜見に、吉野駅まで、約2時間

帰り道、、後ろの女子が、さわがしい
                   岸 央展(中学1年)



『大人の部』

新緑の、西行庵で、深呼吸
                   斉藤 由美子
散る花に、 かの日の雪に重なりて、
義経思う、吉野山かな
                   小原 京子
花ふりて、吉野の山を、西に行く 
                   川㞍 千夏
ちりそめる、なごりの桜、西行庵
                   藤原 晴夫、
桜散る、庵のそばで、遊びし日
賑やかに、子らとたわむれ、花ちりし
                   小林 己紗子
新緑のトンネル抜けて、西行庵、昔人の思いなりけり
                   平山 弥生
新緑の、奥千本に、花吹雪 
新緑に、癒されつつも、足震う 
                   岸 延子