2013年5月29日水曜日

大徳寺へ 利休さんの命日法要に

今年は早近畿地方の入梅となりました。春の寒さ長く、新緑の良い季節はほんに短いあいだでした。 
 28日は毎月利休さんの命日法要あり、5月は裏千家のお家元様はじめ、歴々の方々にお目もじできる日です。朝大阪を6時30分に、茶道を熱心に修行なさって下さる社中さんを、ご案内してお迎えの車で出発いたしました。いつも電車で参りますときは2時間半かかりますが、何と車なら1時間半で大徳寺前に到着いたしました。聚光院の門をくぐりますと、1番の到着のようにかんじましたが、既に裏千家のご奉仕して下さる、方々のお迎えを受け受付済ませ、ゆっくりと、法要はじまる9時半まで、正座して、お家元のご来場おまちいたしました。枯山水の美しいお庭を眺めながら、ゆっくりと過ごせる、この時間、初めておつれいたした、社中さんに色々説明しながら、なんとも心落ち着くときでございました。
9時半 お寺の鐘と同時にお家元のお献茶で、法要はじまり、ご着席の裏千家の皆々様の前で緊張致す御住職さまの読経の時間ながれました。本日は残念ながら、大宗匠様のお姿お見かけできず、寂しく感じましたが、お家元の美しいながれるような、ご挨拶に手を控えて、ききいりました。長く継承して行かれる皆々様の上に、少しでも、私たちの小さな教室も更に頑張らねばとおもいました。
 おしょうこうのあと、業躰さん達による、みごとな、お席のさばきに感心しながら、おいしい唐衣のお菓子とお抹茶ごちそうになり、また別席では、おそばの接待をおうけいたしました。ありがとうございました。そして帰りには利休様はじめ三千家のお墓にゆっくりおまいりさせていただき、わけても若くして、召された故登美子夫人の前では、深く拝ませていただきました。
 最後に三玄院で、直門の先生方による御呈茶御手前から身のこなしの美しさ、深く感じ
毎回ご奉仕くださる淡敬会の先生方に感謝いたし、物故者の塔にお参り致し、大徳寺をあとにいたしました。
 




2013年5月21日火曜日

初風炉の茶事  

爽やかな五月も、急に水無月に近ずき、心配された気温を気遣いながら前日18日の食材仕入れの日でした。翌日19日は某会社のクラブの皆さんをお招きしての、正午の茶事でした。
いつもながら、茶事の前は私の頭のなかは、2週間ほど前から道具建て、一週間前からは掃除と小さなベランダの茶庭に体力を掛け、そして3日前からはぼちぼち買い物に入ります。前日の仕入れには、料理担当の宗純さんと共に、新鮮で旬のものをいかにいかせるか?また取り合わせも考えての仕入れ時間です。午前中に手早くかって稽古場にもどり、
冷蔵庫に入れて、少し休憩かねて、水や食です。もちろん献立はたてて参りますが、その日の店の前で、どんどんかわつてまいります。                    午後の下ごしらえにはよくなれた社中さんが、来てくださり、大助かりです。
茶事当日は水や班のお二人ご遠方の所、早朝よりご苦労さまでした。下ごしらえの宗純さんより、バトンタッチで味付け、盛りつけ、さあ戦闘開始です。茶室のほうは半東役初めてお手伝いの入る、社中の男性 袴姿で9時入りです。お客さん5人水や二人、亭主
半東の8名でやります。
 十一時の席入りにお客さんも遠方ですが、30分も早めにお着きになりロビーの寄り付きでお待ちしていただいたようです。この時間は 茶室内は一番緊張して忙しい時間です。
 
このように準備整い、席入りとなり、嬉しい主客の挨拶ではじまります。
今回のくみ出しは、待ち合いに瓶掛を用意して、お詰め役の社中さんにだしてもらいました。
流れは、ご存知のとうりですが、風炉の正午は まず懐石ですので、水や大忙しです。
できるだけさっぱり感をだし、すべての料理にいどみましたが、いかがでしたでしょうか?
 テキパキと働いてくださる、水や班の方のおかげで、予定どうり進み雨足強くならない間におみ送りできました。 ありがとうございました。







2013年5月10日金曜日

引次式を終えて 

 今年は行の行台子を3名いただくことになりました。 
久方ぶりにきちんと、利休坐像の掛け軸をお床にかけ、三具足を使い、お免状を飾り、先輩達のお祝いを受けて少し緊張した時間でした。そして、今までの四か伝と違い、お点前が三科目もミックスされている、行の行台子に真剣なまなざしで、先輩のお点前を、見ておられた、三人さん、これから、がんばってお稽古お励みください。
私手作りのお点心に、ほっとしてくださいました。

縁高に正式に、五種のお菓子 皆さんに手伝ってもらい、写真のようにできました。皆さん教室の中心的な存在の方ばかりです。
これからも茶道で修行なさり、将来指導者が生まれてくれる事、かすかに期待しています。淡交会にも、新入会させていただき、5月12日は、初めてのお稽古日で、生國魂神社の玉秀庵に仲間入りさせていただくうれしい日です。













2013年5月5日日曜日

ゴールデンウィーク後半

前半連休は寒い日が多かったよううですが、後半は、気持ちのよい五月晴れに恵まれた関西でした。
 全く仕事offで、大阪の娘宅で、孫の誕生日もあり、ゆっくりすごすことできました。
4日に買い物かねて、心斎橋筋を歩きましたが、人で人で、前にすすまないくらいでした。少し避けて御堂筋にでますと、新緑をなぜて、爽やかな風に気持ちよく四季豊かな日本 いいなあ、と改めてかんじました。昨夜より、大阪の愛犬Boomerを遊んでくれた、教室のちびっ子とてをつなぎ、散策したひとときでした。

そして夜は16歳になるMauriceの誕生日をいわってくださる、某家の皆様と、楽しくすごしました。インターナショナル時代からの、友達で 高校生に成長しました、優秀なおともだちとは、それぞれ、進路は異なりますが、仲良く英語で会話する二人の幼い頃を思い出すご両親と、親しく話し美味しいお肉ごちそうになった夜でした。            
さあ明日からは、心引き締めて、引次式や 初風炉の茶事の準備に忙しくなります。



2013年5月2日木曜日

大徳寺 芳春院 にて

毎年 この緑の佳き日に、鈴木宗玲大先生の春のお茶会開催なされます。
ご高齢のため、今年は?とご心配致しておりましたが、お元気になられ、
濃茶席で、滴玲会の皆様に、お声をかけていただいているお姿拝見させていただき
うれしく存じあげます。全国から沢山のお社中お集りになられ、大徳寺の芳春院は

今年も、四月二十九日 大先生の高価なお道具を、手に持たせて下さる、喜びにわいておりました。16年前 鈴木先生のロンドンでの大英博物館での茶道普及のため、イギリス人をおもてなしなさった日も新緑のころでした。その当時のお社中さんが今もかわらず
懐かしくご挨拶できることは、まさに鈴木大先生の重厚なお人柄と、何処までも、私たちに、正しく茶道の神髄を伝えてくださる、お心に改めて、感謝もうしあげます。

待合で、まず 六閑斎の富士の春山でむかえられ、濃茶席では、一入の赤と黒の楽茶碗
膳所焼の水差し、茶器は本能寺の変の焼け跡から取り出されたと言う、瀬戸 円紹坊 銘は忘水 ウルミ塗りの炉縁等 又茶杓は道安作 お床の花はオオヤマレンゲ、香合は黄瀬戸の小判かになど、深く心にのこりました。御点前してくださった、もの静かで、流れるような社中様の指の動きにみとれておりました。
 
次におうす席では、席入り致しまして、まず、カキツバタでだんだんに生けられた、風炉先屏風、と瀟洒な風炉、釜 なんともいえないくらい、爽やかな気分となりました。
お床は花 一文字の掛け軸に八つ橋の香合、そしてお菓子は 緑風と明るいさわやかなお席でした。席主はいつも私がお世話になっています淡交会の幹部の先生方で、本日は本当におつかれさまでした。先生のお席はいつも明るく、楽しませてくださり、ありがとうございます。
 おもあい席では 細川護煕先生の不東庵で焼かれたお道具一式で、見事でございました。 お菓子は埼玉の白露宝 おいしかったです。私もとりよせたいです。

お腹もすいた2時頃 やっと 点心席に。いつもの三友居さんのおいしい春の息吹一杯のお弁当に、舌ずつみ。
 全てお茶会すませて、いただき、帰りは一人となり大仙院にて、公開されていたお庭を案内していただき、満足な一日でした。気は長く心丸く腹たてず、口つつしめば、命ながし。  大仙院 尾関宗園和尚さんの言葉です。色紙買って参り、教室で、皆様に配ろうとおもっています。

2013年5月1日水曜日

トーリンのイベントで添え釜

私が月1回 お稽古させていただいている、トーリンさんの春の大イベント 会社見学会に
おおくの会員さんおまねきなさいました。 社長の暖かいご意向で、従業員さん全員
茶道たしなまれ、此の度いつものけいこばの他に、野点式の場所 立礼用のテーブル椅子
も、考案なさり、作られ、会員さんにも。見学のあと、一服どうぞ。との主旨した。
 教室から、男性の藤原さんに御点前お願いして、早くまいりました。しかし、すでに、お客さんお越しになっていて、大あわて。充分な用意できないぐらいの状態で、一席目
はじまりました。しかし、真剣な表情でわたくしの説明きいてくださる、会員の皆様に
茶道を披露できた事、うれしく、午後はスタッフの皆様を、ご案内して、無事終了いたしました。150名の会員様を丁寧にもてなされた、富山社長様 に敬服いたします。
 又私をささえて、 100碗以上 茶筅をふってくださり、御点前してくださった、藤原さん本当におつかれ様でした。

新立礼式にてお稽古 可能

先日 先輩の先生宅訪れたとき、足が痛くなられた方の為に、茶室に立礼で、つり釜のお稽古披露して下さり、早速私も教室に帰り、まねをさせていただきました。 いつも花月の時の八畳の隅に私室にかさばっていた、半畳ぐらいのテーブルを、使い点前席つくりました。 大喜びは、子供達です。 足が痛く、正座困難になられた、社中さんもこれで、
なんでもできる、とよろこんでくださいました。