2018年12月25日火曜日

中学生の茶道体験会




この3人さんお点前に挑戦いたしました

助手の方々
さる21日 大阪市内の学童数一番少ないという、歴史ある
M中学校で、裏千家茶道の「心」と簡単な茶会を、お手伝いしてまいりました。
 本校は実は平成24年に孫が卒業させてもらったおり、
御礼をかねてお忙しい先生方をお招 きいたしお茶差し上げた懐かしい学校です。それ以来毎年お世話してくださるご父兄の方や、顧問の先生のご努力により、年1回 「お茶てどんなものだろう」と関心を持ってくださる生徒さん中心に、今年で5回目、よせていただきました。
 今年も40 個の美味しい 主菓子足りないのでは?と心配されるぐらいでした。試験をおえて、親子懇談 会の後、先生や生徒さんお越し下さり、広い茶室盛会でございました。
 全く初めての席ですが、希望なさった3名の生徒さんには
前日リハーサルをいたしまして、なんとか急ですが、
略盆点前の流れ習得していただきました。
 若くて何事にも吸収 率抜群です。つかれたでしょうが、
本番もよく助手の先生のおかげで、無事大役おえられました。
この会を毎年開催してくださいます、元PTA役員のM様、
また生徒達に、少しでも寄り添いお話聞いてくださる
職員 OBのY先生に感謝です。
 最も要で、許可くださり職員の先生方にお呼びかけ掛けくださる、ベテランの校長先生、教頭先生、月期末のお忙しい中茶室にお越しくださり、生徒のお抹茶一服おのみくださり
ありがとうございました。
 本日の床は、『一期一会』でお花は曽呂利花入に 水仙でした。 香合は亀でした。
 皆々さま、


2018年12月17日月曜日

夜咄の茶事



12月15日 もっとも、陽も短くなる頃、何年ぶりかに
夜咄の茶事に挑戦したくなり、ごく親しいお茶の先生 方
お二人をお招きいたしました。
 事前の準備も、お道具の短径や手燭、又膳燭、行灯
など、今の日常では、ほとんど使われない茶道具ですが、
これまた、非日常の世界に引き込まれ、大変でしたが、
楽しませてもらいました。
 通常、前席にはお軸、そして、後入りには、お花ですが
夜咄は、石菖です。何年も前から、ベランダで、育てていたものですが、今回は、小さな株でしたが、大きな炭に写し
その横に、アレンジして大小のゆず、葉付で、そえました。
これも庭で、大きくそだてたものを、届けてくださったOG
の小林様、ありがとうございました。
 さて一番難題はやはり菜種油を短径に注ぎ、灯芯で徐々に
あかりが、無事灯されることです。待合でお客さまお待ちなのに、なかなか、リハーサルどうりに、マッチでの点火うまくいきません。10本ほど、挑戦したのち、やっと成功して
やれやれ、蹲へのご案内となりました。
 その後はおかげさまで、おもあいの薄茶おすすめし、
その頃から、本番流れはじめました。
 膝の不自由な亭主の代わりに、若き男性のY様に よる
初炭、続き薄茶で、やれやれ中立となりました。
本来先に懐石となるはずですが、少し早く席入りしてもらいましたので、日暮を待って、手燭の交換といたしました。
懐石は水や担当で、ベテランの助手の宗純です。
毎回ながら、子育て真っ最中の彼女ですが、一人で、テキパキと、料理を席中に運べるようがんばってくれました。
 席中は、ご高齢になりつつあられる先生方に、椅子席とさせてもらいました。
わずか5人で、平成最後の夜咄をさせてもらいましたが
いつもの年の瀬とは、ちがった感無量の時間となりました。
主菓子 鶴屋の鶏卵ソーメン



手燭の交換





2018年12月11日火曜日

干し柿作り


蔕のこして紐つけて

少しだけベランダに吊るし
先日 なごみ会の大先輩で、西吉野村に嫁がれた
平井農園のくみ様より、おおきな渋柿沢山おくってくださいました。
 今年は台風などで、梨など被害にあわれましたから
一度干し柿に挑戦致したく注文していたものです。
 生物ですから、せっかく端正込めて育てられた、大きな柿を、なにはさておいても、干し柿への作業にかからねばなりません。お稽古に来てくださる皆さんには、少しずつおもちかえりいただきましたが、うまく 皮を剥き軒下につるせたかなあ?と心配です。
 もう10年ほど前に一度吊るしたことがありましたが、
なかなか、皮をへた残して剥くだけでも、慣れない私達には
多くの時間がかかりました。
 むきおわり、フックにひっかけ紐で寒風にさらすように、ぶらさげます。ごく一部のみ作り、沢山の休憩必要となりました。残りもおいおいとこしらえ、来年の1月 末がたのしmです。 
 網をかぶせて参りましたが、外の野鳥が食べにこないか?
大変心配です。

早々とクリスマス茶会

子供達が先月のお稽古のおり、男性社中の優しいY様に
『クリスマスの主菓子をつくって欲しい』とおねだりいたしました。 お干菓子も上手に作られる、Y様なんとか
子供たちを喜ばせようと、忙しいお仕事の合間に、毎晩
夜遅くまで、クリスマスツリーに挑戦してくれました。
 前もって、試作品お持ちくださり、びっくりした次第です。 
 8日のお稽古に少し早いですが、チビッコ達集まる日です。 金箔の干菓子盆に樅の木にデコレーションした
主菓子をならべ、子供達も大変喜び、食べること、ほんの少しずつ、つくってくださったY様に感謝しつつ、楽しみながら、よばれました。
 茶碗はそりにのったサンタさん、又おなつめは、白塗りの樅の木です。さあお茶杓は?
 まっすぐに、成長なさってくれること、願いつつ
一人一人に思いこめた、稽古場でした。



2018年12月7日金曜日

茶筅供養

 去る2日、生根神社でのお茶会を終えた後に、宮司さんによる茶筅供養がおこなわれました。長い茶道生活ですのに、
正式な供養のお席に上がらせてもらったのは、はじめてでした。
 その日の茶席を掛け釜なさったM先生他役員の先生方と
ともに、厳かに使い古した茶筅の周りに御幣のかかった殿上で、和楽器のメロディを聞きながら、宮司さんのお祓いです。
 茶筅の先に小さく灯された火のうえ一番に、あとは
次々参拝の先生方始め私も初めての経験をさせていただきました。本当に茶筅がなければ、美味しいお抹茶はいただけません。よく京都などで、茶筅塚のみ手を合わせていましたが、本日はとても、良き体験させていただきありがとうございました。殿上より裏庭にある、茶筅塚にうつされた茶筅の
お炊きガラにもおまいりさせていただきました。
 菱花会の先生方ありがとうございました。
 誠に心地よい気持ちで、親友の浅野先生と共に、懐かしい
チンチン電車で。ハルカスにむかいました。
生根神社境内にて

2018年12月4日火曜日

月釜 続き 

掛釜のある生根神社は、大変住吉神社式内大社で
奥の天神と立札にて、御由緒をしりました。
 御本殿は桃山時代の建築様式で慶長5年頃淀君の指示にて建築された由緒ある神社でした。 
 茶室では、前田先生のお席に正客に上がらせていただき
数々のお道具やお花又美味しいお茶を、大樋九代のお茶碗で
いただき、大変楽しい秋の1日となりました。
 お軸は無事是貴人で、お花はたっぷりとおおきな木の根っこに、椿2種(西王母と白玉)そこに蝋梅、亭主の先生の
心意気かんじました。
 水指の虫明焼 でんと大振りで 四方型、色艶といい
このお席に招いてくださり、満足の秋の昼さがりでした。

住吉神社 敷地内の生根神社での月釜に

さる2日M先生のお茶会に住吉神社前に阿倍野からの
ちんちん電車で、親友のA先生と日頃の慌ただしさから
解放されて、大きな朱塗りの太鼓橋前に。
 すぐ隣の生根神社まで、砂利道を、少し遅い 
七五三参りの親子家族を微笑ましく眺めながらの境内散策でした。
 半世紀以上前に、娘の七五三を、家族一同でお参りさせてもらった日を懐かしく思いだしました。

早師走になりて

今年は暑い暑い夏、又沢山の天災事変に耐え抜いた
平成最後の年でした。
 しかし、秋たけなわ木々は色づきも終わりとなりかけて
公園や路上にも、かさこそと落ち葉の綺麗な師走です。
 街中はそろそろクリスマスムード一杯です。
最近は、娘たくから、稽古場に通勤しているような毎日ですが、好きな茶道一筋に、心も体も支えられていて、平成最後の師走をがんばります。
30年前に私に書き残してくれた色紙
白侘助は3年越しに初めて
        咲かせてくれた実兄の作品