2010年4月26日月曜日

リチャードの個展 京都高島や




大覚寺の後 午後はアメリカ人で長く日本で陶芸をなさっている利茶土ミルグリム茶陶展へ、初めてうかがいました。1977年初来日なさり、その後日本の陶芸に心身ともに打ち込まれこのたび
利茶土窯25周年記念のご披露です。裏千家では相当重き存在のようにおうかがいしています。昨年大徳寺の法要にMauriceと参加したおり秦先生よりご紹介くださったご縁で高島屋にて作品を拝見させていただきました。気にいった氷柱の花入れほしかったですが、既に赤シールはられておりました。今までよく重ねて何個もシールはられていたのを見ましたが、同じ作品は二度と
仕上がらないとリチャードがおっしゃり、なるほど、と納得いたしました。記念に手頃な品一つもとめました。皆様には秋のお茶席でとおもっていますが、なかなか取り合わせうまくいくでしょうか?教室で小さな道具の入れ替えの時ももっている物の中で考えながら、月日をおっていく毎日も大変な様で楽しいです。添え釜 をなさった秦先生もご高齢ですが、大勢の社中さんお越しになり会場はにぎわっておられました。ここでも美味しいお茶を2服いただき今日は午前と午後で7服頂戴いたしましたが、抹茶は体に薬ですね。朝6時半に出かけ丸12時間目に稽古場へ 天気にも恵まれ幸せな一日でした。翌朝温泉にいく事楽しみにして。

大徳寺にて 春の園遊会



昨日鈴木宋玲先生の大茶会が大徳寺の芳春庵にて早朝から全国の社中さん集う華やかな お席五席まわらせていただきました。90歳とゆうご高齢にも関わらず、300人の社中様方を次次ともてなされる、矍鑠とされたお姿には、本当に頭さがります。本席の濃茶席では、お軸は『独座大雄の峰』水指はどっしりとした唐津 透木釜にはたっぷりのお湯がしゃんしゃん湯気が立ち上り
いつもながら、年代ものの 茶碗の数々茶杓は『謝茶』社中さんばかりのお席ですから、先生も楽しそうに、いろいろお話してくださいます。茶碗でのむのむノンコウと教えてくださいました。楽道入作の小振りな茶碗 赤黒ありましたが、手にもってさわらせれいただける先生は他におられるでしょうか? 高価なお道具ばかりですのに、いつも手にとらなければわからないとおっしゃり、さわらせていただける。私は孫社中ですが、幸せです。はるばる名古屋からの幹事長によるお薄席も端午の趣向で心にのこりました。三友居さんのお点心もタケノコしんじょほか、とてもおいしく、新緑したたる庭園のなかで、懐かしい友とも会えてうれしい半日でした。
午後は個展会場へ

2010年4月14日水曜日

華道祭




恒例の大覚寺華道祭 今年は最終の12日になごみ会より、初めての社中さんにつきそって、雨の中まいりました。この道にはいってこの大きなイベントには、30回以上総司所の伝統ある雰囲気と格式の中に生け込まれている数数のお華をたのしませていただき、望雲亭にて大沢の池の桜を眺めつつ、庭湖会によるお茶席を 初めての人は 『この世にない風情』とよろこんでくださいます。雨の中でしたが、また桜のおもむき違い良い春のリクレーションでした。

2010年4月11日日曜日

飯後の茶事













高校時代の同期生をお招きして、時間の短いお茶事を考え 飯後で実行いたしました。定刻に次々お越し下さるお客様を稽古場のロビーでお迎えいたし、再会をよろこばせていただきました。
本来なら、つくばいで初顔合わせとなりますが、何ぶんお茶事初めてのお方の為に、まず、席入りまでの心得をおはなしさせてもらいました。私のなごみ庵はマンションの中ですので、風情欠く所、多々ありますが、その分お越しいただくお客様の身になり、懸命に出来るだけ、多く満足していただける様にもてなしをかんがえます。今回は玄関から桜満開でつくばいでは花吹雪 花びらを舟に一杯ちらしてみました。幸いお花日和戸の隙間から入る風に釣り釜が、少し揺れて、吉野棚と遠山の風炉先で初入を楽しんでいただきました。軸はこの時期お決まりの『柳緑花紅』です。五徳のない炉での初炭ほのかなお香に茶室も清浄になりました。今回は向付けと碗物を、朱膳で運び亭主の一献です。桜真じょに木の芽と菜種 如何でしたでしょうか?亭主は常にお客さんの会話や表情が気になります。茶道がこんなにもてなしについて、勉強できるとは、初歩の頃にはわかりませんでした。回を重ねる毎に毎回お客さんが違ったグループですので、私は新鮮でたのしです。もちろん当日までに相当の体力要しますので、まず
健康に留意して、その日に臨みます。八寸では皆さんのお酒をお受けいたしますので、その後の濃茶を差し上げるためにも、決してお酒に酔う事なく進めねばなりません。茶の道は幾つもの道をこなさねばなりませんので、半世紀以上学んでも飽きる事なく頑張れます。一度お見えになったお客さんから、またお声をかけていただく時一番うれしいです。皆々様も長い時間おつきあいくださり本当にありがとうございました。お友達の後姿を見送らせていただき、至福のひとときでした。

2010年4月6日火曜日

飯後の茶事を控えて

毎年年5回の茶事をこなしてまいりましたが、今年は秋に30周年を控えておりまして、この度の4月10日が初めてとなりました。2月に高校の同窓会あり、このとき決まったものですが、
初めてお茶に望まれるお友達もあり、また何回か経験済みのお友達もおられ、お互いに満足していただきたいと、ただいま思案中ですが、このようにお客さんの顔を思い浮かべ道具の取り合わせや、お料理のメニュを寝ても覚めても考えているこのごろです。10日前にご案内状を出す事から始まり狭い茶庭、建具の拭き掃除とだんだんと中心に向けて準備いたします。趣味が仕事につながっている私、忙しくても幸せです。そして一番体力必要な日はどんなに時間にせかれても先に朝一番の温泉6時30分から入りに徒歩で20分歩いていきます。

春爛漫の頃


4月に入り、私事ばかりのお祝いが早々に一日二日三日と連続続きました。親戚付き合いのようなお方の還暦のお席へ 次は私がまるで父兄のように顔出しする孫の中学への入学式、君が代から始まり、壇上には国旗、金屏風 昨年までインターナショナルに通学していましたので、この雰囲気は、久しぶりで、やはり日本はきっちりと節度守るところ、私は満足でした。少し大きめの詰め襟に、緊張した面持ちで、中学生になった孫に、茶道も頑張ってほしいと、心でつぶやいておりました。還暦のお席は上六の上品な焼き肉やさんで美味しいお肉をたくさんごちそうになり、日頃食料を決めている私には、オーバーだったでしょうが、?ごちそうさまでした。
 3日は京都オークラホテルでの、いとこの息子の結婚式 この間お稽古休ませてもらい、すべて大阪南船場にすむ娘宅より出かけるべく、それぞれの服装の準備整えて出ました。なんと着物の着用に必要なもの、入ってなく3日の朝6時にMKタクシーで稽古場に帰り再び京都へ、とんだハプニングであわてましたが、タクシーが15分で松原市まで、運んでくれて助かりました。日頃お茶を教えている人間が、なんと慌ただしい早朝でした。ブログに暴露してはずかしですが、前夜から、着物出て吊っておけば、とこれからのために書き込みました。しかし、披露宴での祝辞も喜んでくださり、やれやれです。この式の花嫁さん、古典的でとてもよい方ですが、頂戴いたしました、プロフイールのなかで、好きな言葉があり、『弄花満香衣』とあり、陶芸もお好きと伺いこのかたはお茶に通じておられるとうれしく、是非落ち着かれたら私の教室でお茶を差し上げたくなりました。人と人とのよい出会いはとてもうれしいです。