2010年10月31日日曜日

30周年まで後1週間





涼しくなって雨の多い毎日です。中置の10月もあっという間にすぎてしまいました。いつもなら、藁灰を鉄風炉にまいてわびを楽しむ頃でしたが、今年は 30周年にお点前あたっている社中さんを優先して 一足早く炉のおけいこをしていましたので、お稽古場のなかは中置にしたり炉にしたり、毎回落ち着けない10月でした。この大きなイベントも後1週間となり、まだまだ細かい点一杯ありますが、妙に本日は 心が落ち着きました。実行委員会にそれぞれ担当の仕事の引き継ぎすませたからでしょうか?直前の1週間はお越しいただくお客様おひとりお一人に心寄せて、お会い出来る日を楽しみにしています。幼い子供さんを抱えてのお稽古本当にごくろうさまでした。又教室にお越しいただいた小さいお子さんが将来興味をもってくださる事、期待して、最終の点検に入りたくおもいます。2年前から考えていたこのイベント今は少なくなっている社中さんよくついてきてくださった事に感謝いたします。

2010年10月16日土曜日

20年前のOBと新入会の大学生とチビッ子




私の教室は幅広い年齢層の人々を予約制で教えさせていただいています。本日は30周年の記念茶会に20年ぶりにお越し下さる井戸さん、宅建の免状もお持ちのチャキチャキの方でその後御結婚なさいましたが、ご主人を天国に見送られ一人娘さんと頑張られたこの20年の間に看護学校に入学なさり、6年見事に正看護士の免許取得されご両親の介護までしながら、お嬢さんは19歳になられました。天国のご主人さんも讃美なさっている事でしょう。懐かしく語らいながらしばし日常と違う時間を楽しんでいただけたでしょうか?11月7日茶会にお越し下さる事、なごみ会一同お待ちしています。   
 1週間前に裏千家よりご紹介いただきました、大学4年生の若々しく美しいお嬢さん早速当教室に入会くださり、熱心にお稽古始められ、私も又若い気力を頂戴できそうです。大変うれしく、利休さんの教えを正しく伝えねばと気を引き締めております。丁度今、大宗匠の『いい人ぶらずに生きてみよう』を読み終えて、新たに沢山の感動を茶道に対して覚えましたが、巻末にかかれておりました『今日庵』の名前の由来となった、人生に与えられた 『今日』を懸命に生きて行く事に安らぎを感じました。
そこへちびっこの明日香ちゃん、お母さんに連れられて、茶会のお運びのお稽古に来てくれました。妹の桃ちゃんも二人そろって小さな手をついてのご挨拶、茶道は情操教育にはとても良いと再認識しました。大先輩のおじさん、おばさんにお菓子やお茶運べてよかったね。大きくなっても、続けられるといいなと思いつつ。今5歳の明日香ちゃん、忙しくても疲れを感じない私の仕事です。

2010年10月14日木曜日

温泉の行き帰り










 毎週水曜日は一番忙しいのですが、昨日はハワイで知り合ったアメリカのご夫妻も私の教室にお立ち寄りくださり、うれしいひとときもあり、大変充実したお稽古日でした。疲れた身体にシャワー浴び夜遅くの眠りにつき、翌早朝に行く温泉は私にとりまして何よりの薬のようです。片道20分又気持ちよくなり帰りの20分に私の脳裏には、昨日お会いできた方々を思いすばらしい『一期一会』に感謝し又今から始まる今日のプラン考える絶好に時間なのです。途中のお墓の前では、心配ある家族のために、亡き父母にお願いして、朝がはじまります。目前にせまって参りました、30周年茶会に向けて健康管理に気をつけて参れますよう今日も祈りました。

UIA近畿エリアで泉涌寺へ




















 3連休の最後の日11日に京都泉涌寺お茶碗の絵付けと茶会があり、ハワイで知りあった会員の先生におしえていただき孫と参加させていただきました。霊明殿は天智天皇以来歴代天皇の御尊碑が奉納されており、普段は入れない場所なのですが、裏千家の行事で特別に拝観許され、僧侶の案内でじっくり拝観させていただきました。東山三十六峰を借景に月輪山の麓に静かにたたづむ泉涌寺、『御寺』として親しまれている高貴なお寺です。絵付けは伊藤南山窯によるご指導で参加しました孫は、来年の干支『うさぎ』と「ドラえもん」を描いてうれしそうでした。出来上がりうまくいけば、来年の初釜でお茶点てることできればと楽しみです。ハワイでお知り合いになれた会員の皆様の接待で美味しいお茶と実りたっぷりの主菓子、忙中閑ありの一時でした。UIAらしく、茶碗、菓子器はすべて海外の品で、見立て使いのすばらしさがとても楽しかったです。

2010年10月5日火曜日

さわやかな秋晴れ

30周年記念茶会の準備で毎日多忙ですが、先日TV出演なさった大宗匠の1時間30分に渡るお話は千家のお長男にお生まれになり、戦争をはさんで87年間の人生を詳しくかたってくださいました。今年はよく報道関係でお話聞けて大変うれしく、なにをさておいても、社中にも知らせ、大宗匠が世界各国へ 茶道を普及なさった本当のお姿を、改めてご尊敬申し上げ、教室で教えさせてもらう時々に、お話をまじえさせていただいています。お家元で御在位中はあまり聞けなかったお話、録画で何度もみさせていただいています。又書店で見つけました単行本『いい人ぶらずにいきてみよう。』をふと娘がみつけ、ただ今わずかな時間を利用して、よませてもらっています。さらに戦争中の辛いお気持ちよくわかり、今の時代に生きる青少年との『こころ』の差を大きく感じ、これからの日本100ねん先どんな国になるのかなあ。100年前の明治維新の頃の『龍馬伝』のTVを見ていて、過去 現在 未来 を強く感じました。今を懸命に生きている私の今出来ることは、利休が教えてくれた、『和敬清寂』をしっかり、正しく子供達に伝える事だと改めて感じ入りました。秋晴れのように心さわやかにお茶の道を歩ませていただいた事に感謝いたします。