2011年12月23日金曜日

残心



夜咄の茶事終えて2週間になりますが、年の最後にと力入れてお客様をお招きしましたが、しっ敗に終わりまして、ブログ書く気になりませんでした。暖かい物を差し上げたいと、料理ばかりに気をとられていまして、久方ぶりに使う道具 短けいの点検甘く、皆様に灯心の灯りでお食事中ご迷惑おかけいたしました。しばらくは、落ち込んでおりましたが、お詫びにお伺いしている間に、この失敗を次の茶事に生かせたいと思えるようになりました。中入り後 とっさに茶杓の銘 『残心』とかわりました。   街はクリスマス一色、私は明日教会のイブ礼拝にしずかにいきます。  大つごもりを迎える来週は、新年への、支度にかかり、除夜釜をして、今年をふりかえりたいです。

2011年12月6日火曜日

師走に入り


朝霜降りるころとなりました。今年ほど身近な人々の不幸や病気で心いためた年はございませんでした。しかし私はお蔭さまで、元気で好きな茶華道を歩ませてもらえた事に感謝いたします。
年の始めに整理整頓「断、捨、離」を掲げてスタートしたはずの年でしたが、ほとんど出来ないで、12月を迎えてしまいました。通常の稽古の他に年5回のお茶事をこなしたく、懸命に頑張っている間に今年は12月10日に7度目の茶事、夜咄を実行できる次第です。何しろ目の前の事をかたづけながらの一年でした。幸い成長しつつある孫(14歳)が事前の力仕事も手伝ってくれる様になりうれしいです。多くの社中さんや友達まで巻き込んで手伝っていただく私のお稽古茶事ですが、お越しいただけるお客様に大きく感謝いたします。来年は私の当たり年になりますので、もう一度身の廻りの整理整頓を掲げて元気でがんばりたいです。

2011年11月25日金曜日

錦秋の頃

気候不順でいつまでも暖かい今秋もさすが 朝夕はかなり冷え込みはじめました。さぞ行楽地での紅葉も赤くなっていることでしょう。28日大徳寺での法要に行かせてもらいますので、紅葉狩りも楽しみにしています。この3日間久方ぶりに少し余裕の時間あり、孫のテストに一緒に付き合い自分の頭の活性化をはかっています。昨日は、次の夜咄につかう灯心や和蠟燭を買いに谷町まで出かけた帰り、空堀商店街で 大阪市長選の橋下 徹さんが一人一人に握手なさり力強く演説されているところへ 運よく通りかかり、私も握手もとめました。手は分厚く頼りがいのある人柄かんじました。さあ27日の一騎打ちはどうなることでしょう。候補者お二人の身体を案じ娘宅にもどりました。

2011年11月19日土曜日

なごみ会総会







大雨の週末 19日 恒例のなごみ会総会が 今年に限り、会員の安田さん宅でおこなわれました。3月に大けがをして 手術してから8ヶ月このほどやっと快気に向かいもとどうり歩行 自転車のれるようになりましたので、その快気祝いかねて、安田さんたくで、おこなわれました。行事報告、会計報告に続き、一部役員の改選をお願いして、その後軽い会食で、久方ぶりに会う社中さん同士のおしゃべりに花さきました。そして安田さん宅の備品のカラオケでちびっこはじめ、みんなマイクをまわしての一時和やかに歌うたいおわりました。いろいろ手作りのお菓子やお赤飯の持ち寄りおいしかったですね。おなか一杯になり、安田さん宅でつくっていただいていた、おいしい水ようかんいただく事忘れました。稽古場の戻りすぐの電話沢山の水ようかんに、一人で食べられない、と安田さん、明日朝折角のご好意受けに再びお邪魔いたします。ご主人なくされ4ヶ月お休みの林さん今日は顔出してくださりうれしかったです。さあ又元気出して24年度のなごみ会会員の皆様と良き日を懸命に積み重ねたいです。

2011年11月14日月曜日

口切りの茶事

去る12日 京都下鴨茶寮で某会社のクラブの方々と 口切りの茶事に挑戦いたしました。

お茶やさんから新茶詰めて運ばれた茶壺の口の固かった事、皆さんにも経験していただきたかったですが、内口切りは一度のみで、私は光栄でした。好きな茶を選んでもらい、挽家に入れて、詰茶を上合の上に、なかなか滑らかにお茶おちず、一苦労いたしました。なんとか終えてその後はいつもの正午の茶事です。高野川の流れを耳にしつつ、亭主も客も慣れた流れに、座も明るく、料理もさすが、老舗の茶懐石満足いたしました。八寸で客からいただくお酒次次飲み干して、きょうは、気分の良い一日でした。紅葉もそろそろ赤くなりはじめました。帰りは下鴨神社」にお参りして、大好きな糺の森を散策し遠い昔をおもいだしました。又折を見て是非なごみ会の皆様もおつれしたいです。

2011年11月11日金曜日

二条城へ市民茶会に







11月6日 某会社のクラブの皆さんを交えて京都二条城へお茶会の案内させていただきました。当日はあいにく小雨日和でしたが、知る人ど知る 恒例の、中身重く、茶券のお安い茶会です。600名のおよばれだったそうです。京都淡交会の幹事様たち本当におつかれさまでした。私たちは、待ち時間に二条城内で公開された、本丸や二の丸を見学いたし、今放映中のNHKの大河ドラマ お江 と合せてとても有意義でした。茶席は本席 副席とも庭園のうす紅葉に良くとけ込まれた良いお席でした。清流園の景色すばらしい。世界遺産に指定されて日本の自慢のこの二条城 遥か昔 徳川家康の頃から3代家光の時代に完成された建物。まだ幼い子供たちの心にも深く印象にのこった事でしょう。

お茶事反省会



先月末に名残の茶事の反省会(水や班)を大阪の娘宅で行いました。教室で常に良くお手伝いしてくださる社中さんへのお礼を兼ねて娘がパエリアをつくってくれました。私の日頃の食事とは変わっていて、何年か前に旅行したイタリアをおもいだしました。そして茶事の料理など、いろいろ反省しながら、次の茶事の糧といたします。狭い台所の少しづつの改善も考えながら、又12月のよばなしに想いをはせています。

霜月に入り


茶道で関西ではまず炉開きで緊張いたします。風炉から炉への灰の準備をいたし、茶室のしつらえも多いにかわります。私の教室では毎年茶壺飾りますが、このお稽古には上級の人ばかりなので、今年は子供たちにも、茶壺のひもに挑戦してもらいました。なんと大人は、なかなか完成できないのですが、6歳と9歳の女の子は、顔をほてらして、何回もがんばりました。行と草の結びをすぐにマスターして、次ぎに真にかかりたいと、意欲満々です。未来に向けてとても、うれしいことです。お母さんたちも子供に負けられません。疲れたところで、恒例のおぜんざいと柿や栗で、ホッした炉開きでした。

2011年10月31日月曜日

名残の茶事

10月29日、今年5回目のお茶事を正午タイプでおえました。
私がお稽古初めて最初に買った古い鉄風炉にたっぷりの藁灰しいて、肩こらしながら一人、準備した先週。片付けるのがもったいなくこのままキープしておきたい思いです。他の先生方はどうなさるのかなあ?と思ってしまいます。
もちろん灰引き上げて丁寧に鉄風炉を拭い、来年に備えることわかっていますが、なかなか藁灰始末できない気持ちです。
又この藁は今年7月になくなった社中のご主人が丹精込めて新米作られた後の藁なのです。毎年新米配達してもらい今年もお茶事で初めてよばれました。しかし来年はもう、そのお米は有りません。さびしいです。そんな夫に先立た社中様、少しづつ悲しみ乗り越えてお元気に教室に復帰していただく日を心よりお待ちしています。

本題の茶事は、度重ねるごとに水屋もスムースに流れ、予定の2刻でほぼ終われました。初めて参加の男性社中も良くお客さん頑張って正座してくださいました。しんどかったことでしょう。おつかれさまでした。

茶道の究極はお茶事に有り、と学んでまいりました。素直に受け止めてくださる、お客様に感謝いたします。もちろんお稽古茶事を繰り返していますので、常に半東の私の口は濃茶席以外は沢山の説明を許してもらい、伝えております。
お運びは14歳の孫、水屋は跡継ぎの姪の中川宗純です。洗いや後片付けはすべて、娘に任せたいですが、違う道歩んでいますので、多いに慣れた社中さんに頼ってしまっています。しかし下ごしらえや黒門市場への買い物など、新しい息吹で、みんなの心ほぐしてくれているようで、いそがしい中てつだってくれる事、家族にも感謝です。
お客5人水屋4人で今一番良く流れるようです。
将来、お客と水屋が交代できる日のくる事を期待しています。
当日の様子は写真でご覧くださいませ。
次回は、11月12日(下鴨茶寮で)某会社のクラブ員に口切りの茶事指導。
12月は当なごみ庵にて 夜咄(よばなし)の茶事10日の予定です。


















2011年10月24日月曜日

文化の秋






10月に入りお誘い受けて、文化を満喫させていただきました。シャンソンの発表会(SOGO劇場) 大阪生け花展(大丸) ピアノコンサート(大阪フィルハーモニ会館)そしてお茶会(守口市の旧中西邸)へ 又明日は 母方の叔母の米寿のお祝いに神戸へ。
その合間をきたりくる名残の茶事の準備しながら、孫が友達招きお手前披露と、毎日どちら様にも、もれなくおつきあいさせていただきました。メモ用紙に順番おって記帳しひとつづつ消していく、さわやかさ、写真で紹介いたします。
御堂筋へ朝早く起きて先日お茶事に使わせてもらおうと、さっそうと出かけましたが残念、すでに終わったのか、一粒もみあたりませんでした。

2011年10月16日日曜日

中置の頃 お稽古場




一年中で最もさわやかで気持ちいいこの頃、教室の小さな茶庭になんと、秋海棠がかわいいつぼみを膨らませてくれました。
昨年夏に京都の北の端のしょうざんで苗をもとめました。
うれしくて切って使うの惜しくて、鉢ごと床に飾りお稽古したしだいです。

お菓子は、丹波へくり拾いに親子教室で行かれた社中さんに買ってきてもらい、くりきんとん。毎回手作りするのも日常です。

早起きの私は、前日に考え、早朝その日の人数にあわせて、ほぼ完成前までこなし、最後の仕上げは、お稽古に早く来られた社中さんにお願いしています。
先日の芋名月には、助手の純子先生に茶箱(月または色紙点)で、お茶をよばれました。
ちびっこ達もすくすく大きく成長して参り、続けてくれる事に、エールをおくり、そのお母さんに感謝いたします。お家で働いてお仕事に精出してくださるお父さんにも、家族を教室に送り出していただきありがとうございます。