2018年12月17日月曜日

夜咄の茶事



12月15日 もっとも、陽も短くなる頃、何年ぶりかに
夜咄の茶事に挑戦したくなり、ごく親しいお茶の先生 方
お二人をお招きいたしました。
 事前の準備も、お道具の短径や手燭、又膳燭、行灯
など、今の日常では、ほとんど使われない茶道具ですが、
これまた、非日常の世界に引き込まれ、大変でしたが、
楽しませてもらいました。
 通常、前席にはお軸、そして、後入りには、お花ですが
夜咄は、石菖です。何年も前から、ベランダで、育てていたものですが、今回は、小さな株でしたが、大きな炭に写し
その横に、アレンジして大小のゆず、葉付で、そえました。
これも庭で、大きくそだてたものを、届けてくださったOG
の小林様、ありがとうございました。
 さて一番難題はやはり菜種油を短径に注ぎ、灯芯で徐々に
あかりが、無事灯されることです。待合でお客さまお待ちなのに、なかなか、リハーサルどうりに、マッチでの点火うまくいきません。10本ほど、挑戦したのち、やっと成功して
やれやれ、蹲へのご案内となりました。
 その後はおかげさまで、おもあいの薄茶おすすめし、
その頃から、本番流れはじめました。
 膝の不自由な亭主の代わりに、若き男性のY様に よる
初炭、続き薄茶で、やれやれ中立となりました。
本来先に懐石となるはずですが、少し早く席入りしてもらいましたので、日暮を待って、手燭の交換といたしました。
懐石は水や担当で、ベテランの助手の宗純です。
毎回ながら、子育て真っ最中の彼女ですが、一人で、テキパキと、料理を席中に運べるようがんばってくれました。
 席中は、ご高齢になりつつあられる先生方に、椅子席とさせてもらいました。
わずか5人で、平成最後の夜咄をさせてもらいましたが
いつもの年の瀬とは、ちがった感無量の時間となりました。
主菓子 鶴屋の鶏卵ソーメン



手燭の交換





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