2013年5月2日木曜日

大徳寺 芳春院 にて

毎年 この緑の佳き日に、鈴木宗玲大先生の春のお茶会開催なされます。
ご高齢のため、今年は?とご心配致しておりましたが、お元気になられ、
濃茶席で、滴玲会の皆様に、お声をかけていただいているお姿拝見させていただき
うれしく存じあげます。全国から沢山のお社中お集りになられ、大徳寺の芳春院は

今年も、四月二十九日 大先生の高価なお道具を、手に持たせて下さる、喜びにわいておりました。16年前 鈴木先生のロンドンでの大英博物館での茶道普及のため、イギリス人をおもてなしなさった日も新緑のころでした。その当時のお社中さんが今もかわらず
懐かしくご挨拶できることは、まさに鈴木大先生の重厚なお人柄と、何処までも、私たちに、正しく茶道の神髄を伝えてくださる、お心に改めて、感謝もうしあげます。

待合で、まず 六閑斎の富士の春山でむかえられ、濃茶席では、一入の赤と黒の楽茶碗
膳所焼の水差し、茶器は本能寺の変の焼け跡から取り出されたと言う、瀬戸 円紹坊 銘は忘水 ウルミ塗りの炉縁等 又茶杓は道安作 お床の花はオオヤマレンゲ、香合は黄瀬戸の小判かになど、深く心にのこりました。御点前してくださった、もの静かで、流れるような社中様の指の動きにみとれておりました。
 
次におうす席では、席入り致しまして、まず、カキツバタでだんだんに生けられた、風炉先屏風、と瀟洒な風炉、釜 なんともいえないくらい、爽やかな気分となりました。
お床は花 一文字の掛け軸に八つ橋の香合、そしてお菓子は 緑風と明るいさわやかなお席でした。席主はいつも私がお世話になっています淡交会の幹部の先生方で、本日は本当におつかれさまでした。先生のお席はいつも明るく、楽しませてくださり、ありがとうございます。
 おもあい席では 細川護煕先生の不東庵で焼かれたお道具一式で、見事でございました。 お菓子は埼玉の白露宝 おいしかったです。私もとりよせたいです。

お腹もすいた2時頃 やっと 点心席に。いつもの三友居さんのおいしい春の息吹一杯のお弁当に、舌ずつみ。
 全てお茶会すませて、いただき、帰りは一人となり大仙院にて、公開されていたお庭を案内していただき、満足な一日でした。気は長く心丸く腹たてず、口つつしめば、命ながし。  大仙院 尾関宗園和尚さんの言葉です。色紙買って参り、教室で、皆様に配ろうとおもっています。

0 件のコメント:

コメントを投稿