2012年3月31日土曜日

利休忌に参列できました。

長い間、茶道生活させていただいていますのに、利休忌にお参りさせていただく事大変遅くなりましたが、先日3月28日、裏千家の今日庵の兜門くぐらせていただきました。全国からお参りの同門の先生方と共に、坐忘斎宗匠による台子での初炭、利休様への濃茶献上は鵬雲斎大宗匠によるお元気なお姿ハワイセミナー以来初めてお目にかかりうれしく存知ました。
茶道会館では『萬里一条の鉄』の横掛けとモクレンの茶花に迎えられ
点前席では、イギリスで公用の家本元夫人に代わり、故伊住様の奥方の流れるような御点前で、お菓子は花筏、業躰の皆様のお運びで頂戴いたしました。副席にはバスで淡交センタ–へ移動。大広間で志倶会のよる 長板の総飾りで、秦時代の桶水差しお床は『独座大雄峰』お菓子は鶴屋吉信の糸柳、赤絵の菓子器においしく、沢山のお客なのに点だしの暖かい事、「さすが」のお席に感動いたしました。この会は長年茶道にたづさわれている直門の先生方のお席でした。軽い点心に暖かいおうどん頂戴して再びバスで裏千家学園へ。最後のお席は学園生による丸卓で、田楽箱の花見団子。串は青竹で元節の手ずくりでした。泉本先生の半東でお話もよくわかりました。お運びをしていただいた学園生の姿勢正しいお姿に、次代をせおって行かれる頼もしさをかんじました。全て終了し、御紋菓と鶴屋のお干菓子と銀杏の焼印の銘各皿を頂いて帰路となりました。しかし折角の資料館にいますので、四季の画賛展を見せていただき、淡々斎が沢山の風流な待ち合い軸を書いておられ、お勉強させていただきました。
少しつかれたので、2階に上がりますと、映画『茶の湯』が放映されていましたので、ゆっくり鑑賞させていただき、昨年ハワイセミナーでまだ未完成だった、この映画中島監督を思い出し、とてもいい映画、お茶を学ぶ社中に是非見てもらいたくDVD 等で売り出される日を待ちどうしくおもわれます。
最後にいつ裏千家をお尋ねしても素通りになっていました、「宝鏡寺」今回は一人でしたので、拝観いたしました。皇女和宮の雛道具始め、歴代の公家の姫様達のお人形を見ることでき満足な一日でした。

これで三大忌、宗旦忌、精中円能無限忌と併せてお参りできました。この感動を社中の皆様に伝え、将来無理なく参列できる日があることのぞみます。



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