2017年9月12日火曜日

恒例の朝茶事終えて

白馬入蘆花 
この禅語にふさわしい気持ちよい一昨日10日、早朝6時席入りで、小寄せ、お客3人で、朝茶事スタートできました。
 今年はなごみ会の会員のみで、それぞれの役割分担しまして、みんなで、私がいなくとも、できますようにと、ねがっての、お稽古茶事を指導させていただきました。
水や班は助手の宗純さん中心で、ベテランのHさんとともに
 流れるように、また亭主半東のお相伴も、無理なく、
日頃の生活では、あまり使わない珍しい食材を、次々とだされました。
 そうめん南瓜や、冬瓜、ずいき、小菊南京、丁子麩 そして、魚は鯛の昆布〆、鳥のそぼろ、貝柱など、仕入れも
私が行かずに、社中さんで。
 10 日ほど前から、朝茶事の本片手に、熱心に打ち合わせ献立仕上がりましたが、当日の天気の具合やお客様になられる人の体調も考えつつ、前日の買い物にでかけます。
 頭のなかは、もう涼しそうな、お料理で一杯です。  
教室では、道具出しまたは、まだまよっている、席中のお道具に、振り回される時間帯です。
 買い物終わり、教室に、かえられた水屋班の方と、まずはお昼の腹ごしらえです。二人で行く時はいつも簡単に外食でしたが、今回は私がきのこご飯を用意いたしました。
 しばし、ほっとするタイムです。
午後になりさあ、夕方まで、日本料理には、下ごしらえに沢山の時間必要です。私も共に水や手伝います。
いつも預鉢にする炊き合わせは、私の担当です。
 この時間に来られない、水屋班の人は、自宅で仕事終えてから、多くの時間を、茶事のために、自宅の事、後回しで、
漬け物の一夜ずけ、または汁ものの、浮身など、丁寧に時間かけないと、できません。それを下げて、翌日教室のなごみ庵にAM4時入りです。
 お客さまは、6時席入りですから、ベテランの水や班も、
時計と睨っこで、動いてくれています。
 幸い亭主役の小原さんは、1分でお越しいただける近くの
社中さんです。5時前には、涼しげな面持ちで、席中のしたく。初めて亭主役ですが、落ち着かれて、テキパキと。私の指図どうり動いてくださいます。
 ここまで、スムーズに運べば、あとは、お客様三人様お迎えしての、お稽古茶事です。
 汲み出しは8月に鹿児島知覧で求めた、知覧茶(冷茶)からはじまりました。
 席入り、亭主の挨拶、初炭、懐石と流れますが、何しろ、
今回初めてのお客もおられ、常に私の喉は、くるしいぐらいですが、水屋班の方が、冷茶を側に置いてくれて、ありがたいものです。
 次々と運び出される、お料理に、お客さんは、非日常で
足の痺れはさる事ながら、いつもの自宅ではない、優雅な時間をすごしていただいたと、おもいます。
 少し時間はかかりましたが、10時
前には、お見送りできました。時間のゆるされる方は
亭主差し入れの梨を美味しく頂戴いたしまして、和やかな
時を過ごしました。
 昨年に比べ、私の動き鈍くなりつつありますが、その分
二回りほど若い社中さん、前向きに動いてくださる事は何より、感謝です。反省点も一杯あります。私自身への、しかし一応無事におえられたことは、10日の日めくり禅語
(無事)淡交社から出版されています。有馬頼底和尚様
卓上日めくりにしたがえました事、少々のハプニングもお許しいただき、また来年に向けて、前向きに頑張ります。
 
汁の実さつまいもで半月 おかえは満月

この桔梗後座でつかいたかったですが、当日の朝しぼみました。残念
そうめん南瓜 しそ汁と酢の物に
正客 蹲に
次客待合で
預け鉢 炊き合わせ 丁子麩、小菊南京と三度豆
冬瓜の鶏そぼろ 

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