2018年4月2日月曜日

国立文楽劇場へ

私は踊りの世界には縁遠く、実妹が詩舞で出演の時2回ほど
まいりました。
 この度は高校時代にお世話になりました、恩師が長年
6歳からお稽古始められた日舞 若柳 流で長き月日を、
天王寺高校の教鞭取りながら、傍踊りの世界で、輝いて
こられ、この度国立文楽劇場で会主をなさり、お弟子さん
のお披露目なさいました。今まで5年ごとに何回も会主を勤めておられます。
 12時受付とのこと早めにお伺いいたしましたら、すでに
なんだか、雰囲気の似た同年代の方々100人ほど行列をなしておられました。同窓生の雰囲気、みなさん先生より、ご案内、私もその一人でした。
 開幕1時、この日3月31日は先生の93歳のお誕生日らしいです。拍手喝采で舞台中央に椅子席でお出ましの先生の
お元気よく響くお声で、『この日を迎えられた事の感謝』をのべられました。
 前の席でしっかり先生を拝見させてもらい、なんとこのご高齢で大きな国立の舞台で舞われる事、最後に6時間後に
ご出演と入り口に掲示されていました。
 どんなに遅くなっても、必ず全出演者の皆様を見せていただこうと、非日常の私でした。
 しかし、次 次に日本の伝統文化踊りに吸い込まれたように
観覧させていただきました。
 踊りの最中に楽屋の裾から、すーと袴姿の男性が、衣装替えや道具の受け渡しなど、また幕間には、後方の背景が次々とかわり、美しい舞姿に、ひきこまれました。
 いよいよ93歳の今日、この舞台に先生が中程から、ゆっ くりとした足取りで、ご出演です。
大きな拍手に包まれ舞台中央では、動きは静かですが、
先生の歩まれた人生の気骨をかんじました。
そして、お歳を感じさせないぐらい美しく気品あふれておられました。ところどころでほんの少し、足元揺れる感じましたが、最後まで、ご立派なお姿で舞終えられました。
 全員で、最後のフイナーレです。花道後方から、賑々しく
お琴に合わせて、踊りでてこられ、がーぜに包まれた飴玉を私達に投げてくださいました。
 お若いご主人糀谷先生と写真ご一緒させていただき、
良い思い出のできました春爛漫の1日でした。




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