大阪府松原市、河内天美駅前の茶華道教室です。茶道 裏千家流、華道 嵯峨御流。主宰者の私、笠原宗律(律甫)と申します。茶華道の道半世紀以上。世界に誇れる日本の伝統文化を若い世代の方々に伝えるため、日々邁進しております。普通のお稽古だけでなくお茶事もたびたび開催し、茶懐石料理、お菓子作りまで経験していただいております。ちびっこから大人までわきあいあいとお稽古に励んでいます。喧騒の時代だからこそ少しの時間を心落ち着く茶華道でなごんでみませんか。生徒募集中。お気軽に見学にお越し下さい。
2018年10月11日木曜日
中置、藁灰のこの月
台風も過ぎ去り、爽やかな季節を、やっと迎えられました。
今年は、藁灰に挑戦しています。
毎年この1ケ月のために、鉄風炉早く出してと思いつつ
なかなか間に合わず藁灰の勉強もしばらくできなかったです。今年は6月から当教室にお稽古に通っておられる、
茶道に大変熱心な、男性のY様の強力な熱意に、私も立ち上がり 準備はじめました。できるだけまっすぐで、しっかりした藁を、焙烙鍋に入る寸法に切り、一度塩水で30分ほどつけて湿らしたものをゆっくりやきます。大変気になりますが、なかなか、黒くなるまでには、時間かかります。
私が茶道を習い始めた60年前に求めた鉄の道安風炉です。懐かしく思いながら、風炉灰をたっぷり入れて、五徳据えて、さっと二文字に抑えます。
さあ、これから黒く焼けた藁を灰の形のとうり寸 法きって
灰のうえに、きちんとそろえて、のせていきます。
本来亭主が一人、何時間もかけて、藁を乗せて仕上げるのでしょうが、ここは教室です。お稽古にお越しになる、みなさんに、ほんの少しでも藁を乗せてもらい、みんなで最後の週までに、仕上げたくかかりはじめました。
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